1948-12-07 第4回国会 衆議院 本会議 第5号 大体、どの内閣でも、組閣の第一声として綱紀粛正をうたわないものはなかつたのでありまするが、それだけでは、新内閣おきまりの御祝儀的あいさつにすぎません。かつて片山内閣は、官界刷新要綱をつくり、行政監察委員会を中央・地方に設けて、官界の能率向上、綱紀粛正をその一大看板としたのでありますが、その実際はどうであつたか。一片の口頭禪と化し、今日のごとき事態を現出したではありませんか。 辻寛一